心のコンパスとなる言葉

宇多田ヒカルの歌にも使われている「変えられないものを受け入れる力、そして受け入れられないものを変える力」は神学者ニーバーの祈りの言葉に似ています。そのニーバーの言葉を紹介します。

変えることのできないものを受け容れる心の平和を
変えることのできるものを変える勇気を
そして変えられるものと変えられないものとを見分ける知恵を
この私にお与え下さい。

嫌なことがあったとき、私もこの言葉をよく思い出します。すでに起きた残念な出来事は「もう起きてしまったことなのだから仕方ない」、頭にくる相手には「私が人を変えることはできない」という自分を認め、「私には今、何ができるだろう?」と考える。同じ残念なことが起きないようにするかもしれないし、頭にきた相手への話しかけ方を変えたりなど。

変えられるものと変えられないものとを見分ける知恵は…、いまだに蓄えている最中です。(^^; 変えられないものを変えられると思って頑張りすぎてしまったり、変えられることを変えられないと言って怠けてしまったり。一度は変えられないと受け入れたつもりなのに、気づいたら変えようともがいていたり。

うまくできる時もあるし、できない時もある。それも変えることのできないものとして受け入れることにしています。

ニーバーの祈りはキリスト教徒であるかどうかに関係なく、多くの人の心のコンパスになってくれるのではないでしょうか。

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