「…かもしれない」不安との付き合い方:考え方編

「あの人の咳、コロナかもしれない。」

「体調はいいけど今日これで2度目のくしゃみ。私もそうかもしれない…。」

「…かもしれない」という不安は誰でもが感じる毎日です。そんな不安との付き合い方として、こんな事が役立ちます。

「〇〇かもしれない」ことで不安になったら、「〇〇じゃないかもしれない。」と付け加えましょう。

体は考えた事に反応します。 「〇〇かもしれない」だけで考えが終わってしまうと、それはまるで「〇〇だ!」と断言しているのと同じ反応を体に引き起こします。 意識していなくても「〇〇だ、緊急対応せよ!」という脳へのメッセージが送られ、怒りや不安が強まり、相手に怒りを感じたり、そこから逃げたくなったりします。これは闘争逃避反応と呼ばれます。

この反応は、目に見え、短時間で対処できる敵には利きますが、コロナウイルスのように終息のめどが立たない敵に対しては逆効果です。それは私達の体を内側から守ってくれる免疫システムを疲弊させてしまうからです。

自分がコロナウイルスにうつったかもしれないという不安であれば、自分の体から逃げられないので気も休まらず、早く寝て体を休めようと思ってもぐっすり眠れないでしょう。

そこで「かもしれないし、そうじゃないかもしれない。」という考えを習慣にすることで、長期の不安に対しても免疫システムが効率良く対応できるように整えられます。

正確な情報収集と手洗い等の行動で外側から自分を守ることをしっかりしたら、考え方で内側から自分を守ることも試してみて下さい。

一日も早くコロナウイルス感染が終息するよう願っています。

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